「経理の仕事って、1日中パソコンに向かって数字を打ち込んでいるだけ?」
そう思われがちですが、実際に働いてみると意外とやることは幅広く、時間帯ごとに仕事の種類が変わるのが経理の特徴です。
私の場合は、会社の外へ出かけることも多々あります。
私は現在、中小企業で経理として働いており、
- メールチェック
- 伝票作成
- 入出金業務
- 請求書作成
- 銀行業務
- 給与計算、年末調整、算定基礎・月額変更(時期による)
まで、いわゆる「経理業務全般」を担当しています。
この記事では、私自身の実体験をベースにした「経理の1日の仕事の流れ」を、時間帯ごとに紹介します。
※会社規模や体制によって多少違いはありますが、中小企業経理のリアルな一例として参考にしてください。
出社後すぐにやること|メールチェック(8:30〜)
出社したら、まず最初にやるのがメールチェックです。
経理宛のメールには、
- 取引先からの請求書送付
- 支払期日の確認依頼
- 社内からの経費精算・支払依頼
- 銀行や税理士事務所からの連絡
などが届いています。
特に重要なのは
「支払いに関わるメール」「期限があるもの」。
ここで見落とすと、
- 支払い遅延
- 社内トラブル
- 取引先からの信用低下
につながるため、朝一で必ず確認します。
過去に、取引先からの請求書に関するメールが来ていたのですが、一通だけ見落としてしまったため、その件についての催促メールが届いたことがありました、、、
大事にはなりませんでしたが、こういったミスが続くと取引先からの信用が失われて、取引中止の引き金になる可能性もあるので、毎日見落とさないようにチェックすることが大切です。
日常業務の中心|伝票作成・仕訳入力(9:30〜)
メールチェックが終わったら、次は伝票作成・仕訳入力です。
具体的には、
- 買掛金・経費の仕訳
- クレジットカード利用分の処理
- 交通費・立替経費の精算
などを会計ソフトに入力します。
簿記2級の知識は、
この「仕訳を考える部分」でかなり役立っています。
とはいえ、実務では
- 勘定科目にまよう
- 摘要の書き方で悩む
- 「これ本当にこの処理でいい?」と思う
場面も多く、最初は時間がかかりました。
今でも「怪しい仕訳は一旦止めて調べる」のが習慣になっています。
あとは、過去に同じような取引がないかを調べて、該当するものがあればそれと同じ処理をするように心がけています。
銀行対応が重要|入出金業務(10:30〜)
次に行うのが入出金の確認・処理です。
- 銀行口座の入金チェック
- 売掛金が予定通り入金されているか確認
- 支払予定の振込準備
中小企業の場合、
経理が入出金の最終チェックをしていることが多いです。
私の職場も、最終チェックは経理職員が行っています。
特に、
- 入金金額が請求額と合わない
- 入金はあるが取引先が不明
- 振込金額・振込先のミス
があると、原因を追うのに時間がかかります。
ここは地味ですが、会社のお金を直接扱う重要な業務だと感じています。
事業内容によりますが、億単位のお金を扱うこともあるので要注意です。
月初・月中に多い|請求書作成(午後〜)
中小企業経理の場合、
給与計算や年末調整も経理が担当するケースが多いです。
午後は請求書作成を行うことが多いです。
- 売上データをもとに請求書作成
- 請求金額・消費税の確認
- 送付漏れがないかチェック
特に月初は請求書作成が集中します。
「数字が合っているか」「税率が合っているか」を何度も確認するため、
集中力が必要な時間帯でもあります。
逆に請求書がたくさん来る時期でもありますので、送る請求書も送られてきた請求書も、毎月あるものなどはちゃんと来ているかチェックするとミスが減ります。
月初か月末ごろ|銀行業務(14:00~)
最近ではインターネットバンキングを利用している会社が多く、口座の管理も紙の通帳ではなくインターネット上で管理する会社が多いです。
私の会社も、最近はインターネット上で口座管理をするようになったのですが、少し前までは午後に銀行まで行って、通帳を記帳し、ついでに郵便局にって切手を買い、、、ということをやっていました。
ずっと会社にいるよりは、外出したほうが気分転換にはなるので、ここは好みが分かれるところですね。
1日の終わり|残務処理・翌日の準備(16:30〜)
退勤前は、
- 処理漏れがないか確認
- 明日やるべきことを整理
- 書類の整理
をして1日を終えます。
あとは、意外と重要なことですがデスクの上はキレイにしてから帰宅するようにしています。
経理として働いていると、どうしても重要な書類が回ってきます。
振込先情報の資料や、職員の給与情報資料などですね。当たり前ですが、こういった資料がそのままデスクの上にあったら、誰かの目に留まってしまうことがあるため必ず締まってから帰るようにしましょう。
経理の1日を通して感じること
実際に働いてみて感じるのは、
- ルーティンだけど責任が重い
- 地味だが会社を支えている実感がある
- 簿記の知識は「最低限の武器」になる
ということです。
「楽そう」「安定してそう」というイメージだけでなく、
数字に向き合い続ける覚悟は必要だと思います。
ですが、企業のお金の流れを誰よりもまじかで見えるので、正常に会社運営ができているかどうか理解することができたり、異常な支出があったりした際には経営陣に報告し、改善策を提案するなど、非常にやりがいがあるお仕事だと感じています。
中小企業ならでは|給与計算・年末調整(時期による)
中小企業経理の場合、
給与計算や年末調整も経理が担当するケースが多いです。
給与計算
- 勤怠データの確認
- 控除額(社会保険・税金)のチェック
- 給与明細作成
ミスが許されない業務なので、毎回かなり緊張感があります。
私の事業所では200人くらいの給与計算をしていて、毎月やる作業なのでなんとなくこの人は月給でこの人は自給、この人は特殊な勤務形態なんだよな、、ということを覚えれる範囲なので、覚えられる部分は覚えるか、特殊な人はExcelなどにまとめておくとわかりやすいです。
年末調整(年末〜年明け) 一日中やることもあります
- 扶養控除等申告書のチェック
- 保険料控除の確認
- 不明点を社員に確認
正直、年末調整の時期は「経理は大変だな…」と実感します。
税改正がある年は、どこが変わったのか調べたり作業量が増えるので、12月は残業がかなり増えますね、、
あってはならないことなのですが、入社したての頃に、ある職員の年末調整を間違えてしまったのです。
去年までは、母親を扶養していたのですが今年からは扶養から外すという変更があったのですが、扶養に入れたまま年末調整をしてしまいました。
なので、本来より多くの控除をしてしまったため、正しい還付額以上に12月給与で還付をしてしまいました、、、
翌年の住民税の通知書に扶養人数が記載されているので、そこで間違えていたことに気づき確定申告をしても羅うことになって、、
この職員さんには本当にも仕訳けないことをしてしまいました、、
皆さんはこのようなミスはしないように気をつけましょうね!
まとめ|経理の1日は「静かだけど重要」
中小企業経理の1日は、
- メールチェック
- 仕訳・伝票作成
- 入出金管理
- 請求書作成
- 給与・税務対応
と、意外と幅広い業務で成り立っています。
また、小さい事業所であれば電話・受付対応などを任されることもあります。
これから経理を目指す方や、
簿記2級を活かしたい方にとって、
少しでもリアルなイメージを持つ参考になれば嬉しいです。

