今回は、簿記2級・3級の様々な違いを解説します!
実際に2級・3級を取得した現役経理の視点で解説しているので、
簿記資格に興味のある方は是非参考にしてみてくださいね!
簿記3級・2級のざっくりした違い

商工会議所によると、簿記3級はビジネスパーソンが身に着けておくべき基本的な知識として評価される資格です。小規模企業における会計実務において、適切な処理を行う想定です。
簿記2級は、企業から最も求められる資格の一つです。商業簿記に加えて工業簿記を習得し、財務諸表から企業活動の実態を把握し、適切な処理・分析を行えるレベルです。
つまり、簿記3級にはなかった工業簿記が試験範囲に増えて、企業目線で見ても簿記2級の方が、圧倒的に魅力的に見えるということです!
難易度・勉強時間などの違い

簿記3級
- 勉強時間 → 約150時間
- 試験範囲 → 商業簿記のみ(仕訳・帳簿の締め切り・財務諸表作成)等
- 合格基準 → 70点以上
- 難易度 → 約40%(ネット試験)
- 試験時間 → 60分
私も過去に簿記3級を取得しましたが、独学で十分に合格できる難易度です。
参考書を購入し、問題集を2周すれば大体合格できるというイメージだと思います。
簿記2級
- 勉強時間 → 約350時間
- 試験範囲 → 商業簿記・工業簿記(3級の範囲に加え連結会計等や原価計算・差異計算等)
- 合格基準 → 70点以上
- 難易度 → 約35~40% (ネット試験)
- 試験時間 → 90分
簿記2級も独学で十分に合格できる難易度ではあると思いますが、私は簿記3級に比べ明らかに難易度が跳ね上がっているように感じました。
上記の特徴を見ると、何度は両方40%くらいですが簿記3級は初めて勉強する方が受験するため、受験生側のレベルも、しっかり準備してきた人や、なんとなくで受ける人もいるため、非常にまばらになっているはずです。
対して、2級はすでに簿記3級を取得している人が次のステップアップをするために受験しているという人が多いでしょうから、単純に3級と同じ合格率だと思ったら大間違いです。
2級は、テキストをしっかり読み込んで、過去問集を2~3周しておけば合格できるレベルになると思います。
私の場合は、過去問題集10回分を3周して試験に臨み、合格しました!
経理実務で使うのは?

結論から言うと、簿記2級です。
経理ではなく、総務などの事務職であれば3級でもいいと思いますが、経理や会計事務所で働くのであれば、実務で役立つのは最低でも2級レベルです。
あくまで、3級は会計知識の基礎的な部分を固めるイメージです。そこから2級では、より細かい財務諸表の分析であったり、原価計算を行っていくわけです。
転職活動においても、経理職で探すと求人条件に「簿記2級以上」という項目がよくあります。
なので、3級を取得して経理職に興味のある人はぜひ2級を取得することをお勧めします!
先に3級を取得すべき?
私は絶対に3級を先に取得すべきだと思います。
2級のどんな参考書をみても、3級の知識があることが大前提として解説されているものがほとんどですし、基礎をまずしっかりと固めてからでないと2級の発展的な仕訳などは理解することが非常に難しいです。
まずは3級を取得して、次に2級に進むようにするとスムーズに勉強もしやすいです。
まとめ
まとめると次のようになります。
- 出題範囲は、3級は商業簿記のみ、2級は商業簿記・工業簿記
- 経理以外の職であれば3級で十分、経理・会計事務所であれば2級は欲しい
- 2級は3級の倍以上の勉強時間が必要
- 実務においては2級の知識が欲しい
私が実際に3級と2級を受験し、経理として働いていて感じたことは以上のようになります。
少しでも、参考になれば幸いです。

